グローバルマインドを胸に
高い英語運用能力を活かす
グローバルマインドというのは英語が身につけばよいというものではありません。歴史や国際理解や実体験で多様性を身につけていくことが必要です。
そのため本校では、世界基準の英語カリキュラムを導入しつつ、内発的な意欲を呼び覚ます多数の海外研修制度も整備。スキルと体験の両面からGlobal Leaderを育てます。
ケンブリッジ英語
日本の中学校・高等学校で初の Better Learning Partner に認定
2021年度から中学校の学習指導要領が改訂され、英語学習のレベルが格段に高くなりました。さらにその先へ行くのが、本校が採用する「ケンブリッジ英語」のカリキュラムです。ケンブリッジ英語は、英語教育のグローバル・スタンダード。イギリスの名門・ケンブリッジ大学が英語教育の世界的エキスパートらとカリキュラムを研究・作成し、編纂したテキストを使用します。最大の特長は、母国語(日本語)を介さずに英語を学ぶこと。「英語で英語を学ぶ」と表現してもよいかもしれません。この非常にハイレベルかつ優れた英語カリキュラムと教材を導入。中1から高2までのすべての英語授業に適用し、その他のカリキュラムとも連動させながら、本校の英語教育の基盤としています。
ケンブリッジ大学出版局が本校の英語教育について「オンラインブックレット (2分38秒)」を企画・制作されました
世界基準に即した英語教育
ケンブリッジ英語の教育カリキュラムの強みは、それが「世界基準」として広く認知されていること。世界でその品質が認められた優れた歴史あるプログラムで、主にヨーロッパ圏の非英語圏の国を中心に、広く運用されています。また、その成果を測る「ケンブリッジ英検」も世界基準。各国の大学や企業において英語力証明の評価に用いられており、本校生徒たちもその取得を目指します。
徹底したアウトプットベース
従来の英語学習がインプット重視だとすると、ケンブリッジ英語は徹底してアウトプット(=使うこと)を重視します。原則として授業中に日本語は使用しません。単語もそれ単体で暗記するのではなく、文章化されたシチュエーションやリスニングを介して学びます。その中では知らない単語も多数出てきますが、文脈から意味を推理するなど常に「考えさせる」仕組みが作られています。
「高槻モデル」へのカスタマイズ
本校は、教科書発行元である「ケンブリッジ・ユニバーシティ・プレス」の厳しい基準を満たした「Better Learning Partner」に日本の中学・高校で初めて認定。本校が従来持っている教育環境・制度と組み合わせてカリキュラムへの落とし込み、カスタマイズが可能になりました。また、ケンブリッジ側のトレーナーによる定期的なサポートによる授業作成を行っています。
英語4技能をバランスよく伸ばす
英語「運用」能力を高めるには、「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランスよく伸ばすことが欠かせません。本校では、ケンブリッジ英語以外にも多くの取り組みを実施し、ときにはケンブリッジ英語と連動させながら、英語を「使う」力を身につけていきます。
英会話(ベルリッツ)
プロのネイティブ講師による超実践型の英会話プログラムです。本校では「ケンブリッジ英語」と連動させた独自の内容で運用しています。単なる「英会話」にとどまらず、思考力トレーニングや多様性理解の概念も取り入れており、英語でスピーチや討論ができるレベルを目指します。
多 読
「読む」力を鍛えるため、英語の多読を行っています。多読とは書籍などの長文をひたすら読み込んでいく学習法で、本校ではこれを中1から実施。早い時期から英文の文章読解に慣れ親しむことができます。また、図書館には多数の洋書が揃っているほか、中3からはオンラインの多読教材も活用するなど、素材も非常に豊富です。
4技能を高める取り組み
- 週5時間の英語授業【中1,中2,中3】
- 週2時間の英会話(ベルリッツ)と週1時間の多読【中1,中2】
- 週2時間のオンライン英会話と週1時間のオンライン多読【中3】
- 海外フィールドワーク、海外研修プログラム
デュアル ディプロマ プログラム
米国の名門高校「プロビデンス カントリー デイスクール」による卒業認定プログラム。同校が提供するオンライン教育課程を履修することで、本校に在籍したまま同校の卒業資格も同時に得ることができます。この卒業認定により、TOEFL/IELTSやSAT/ACTなど海外大学入学に用いられる検定スコアを必要とせず、米国の大学ランキングトップの5%に入る19の大学への推薦入学が保証される画期的な制度です。また、全米200の大学において、給付型の奨学金受給資格を得ることもできます。
プログラムは、毎週2時間のオンライン授業の受講と自学自習を毎週4時間、これを2年間継続するハードなものです。しかしその分、得られる未来の選択肢は限りなく広がるのは間違いありません。我が国ではほとんど前例のない先進的な取組です。2022年度の高校1年生から導入しました。(実用英語技能検定2級以上の希望者対象)
スタンフォード大学オンライン講座
世界の大学ランキングでも常に最上位クラスの評価を受け続ける屈指の名門・スタンフォード大学(米国)と共同開発した、全編英語・オンラインクラスのヴァーチャルクラス。同大学の一流研究者らを講師に迎え、「グローバルヘルス」を大テーマに、約半年、全8回のプログラムで実施します。各回の授業は、「医療と医学に焦点を当てた起業マインド」「公衆衛生の境界の拡大」など、次世代のグローバルリーダー養成を念頭に置いたハイレベルな内容が目白押しです。多くの生徒が、この経験を将来の進路選択に活かしています。(希望者対象)
海外研修プログラム
机上の学習はもちろん大事ですが、海外の「現地に立つ」ことは、将来のGlobal Leaderへのステップとして、何物にも代えがたい刺激と気付きをもたらすことでしょう。そこで本稿では、多くの海外研修先を用意しました。原則として希望者向けですが、コース特有の海外研修などもあり、行き先・滞在期間・内容とも、非常に多彩です。現地では、ホームステイしたり大学の寮に寄宿したり、授業に参加したり、討論や発表を行ったり……多くの体験とあらゆる成長が待っています。
ターム留学
(対象:中学3年希望者)
アメリカ、カナダの提携校への留学プログラムです。高校受験のない中高一貫制のメリットを活かして、中3の後半期を使い約70日間にわたって滞在します。ホームステイをしながら現地の学校に通い、英語で授業を受けますが、これだけの長期滞在は中学校の留学プログラムとしては非常に珍しい取組です。語学力の向上もさることながら、多くの生徒が人間的成長を遂げて帰ってくることも魅力。自立心や、欧米ならではの毅然とした自己主張、他者の意見を受け入れる多様性理解も磨かれます。
次世代リーダー養成プログラム・プレコース
(対象:高校1年希望者)
夏期休暇を利用して、アメリカで約2週間のホームステイ。滞在中は現地大学の語学研修クラスで学びながら、学生との交流やワークショップ、アクティビティに参加して、意見を交わし合います。また、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)など、世界のトップ大学を訪問する機会も設けられており、将来の進路選択への刺激にもつながるでしょう。高校2年で参加できる、英国での「次世代リーダー養成プログラム」に向けたステップとして位置づけられており、英語力を高める絶好の機会となっています。
次世代リーダー養成プログラム
(対象:高校2年希望者)
世界的名門・イギリスのケンブリッジ大学で学生寮に寄宿しながら学ぶ、約10日間の貴重な体験です。同大学の学生が各生徒グループのメンターとなって、ディスカッションやプレゼンテーションに挑戦します。世界最高レベルの学生とは一体どんな人たちなのか、ぜひ実体験を通して交流を深めてください。また、同国でケンブリッジ大学と双璧をなす名門・オックスフォード大学への訪問のほか、ロンドンの博物館でのワークショップもプログラムされています。世界トップレベルの教養に触れることができるまたとない機会です。