学校推薦型選抜

出願にあたって出身学校長の推薦を必要とする出願方法で、主に公募制(出身学校の指定がないもの)、指定校制(特定の学校の生徒のみ出願できるもの)に分けられます。また、公募制においては専願制(合格時に入学を確約するもの=入学を辞退できないもの)と併願制(合格後も入学辞退が可能なもの)があります。
出願条件として成績基準が設けられていることが多く、公募制は募集人員も比較的多く設定されています。既卒生の出願を可としている大学もあります。

国公立大学の学校推薦型選抜は原則として公募制のみで、多くが出願を現役生に制限しています。また、成績基準も厳しく、大学入学共通テストを課したり、学力試験を実施する大学もあります。

本校における推薦条件

  • 国公立大学と私立大学(専願のもの)の公募制の場合、高1~高3の1学期まで(既卒生については高校3年間)の欠席および遅刻・早退の合計数が、それぞれ30回未満であること。一つの項目でも30回以上である場合は、推薦資格を満たさない。
  • 成績基準に関しては、最新の『進路の手引』で確認すること。

推薦申込の手順、申出締切日

  • 各自で情報を収集すること。
  • 推薦を希望する場合は、必ず本校所定の必要書類ならびに募集要項の出願に関わる箇所のコピーを持参し、出願開始日の2週間前までに担任(既卒生は高3時の担任もしくは学年団教員、以下『担任等』と言う)に申し出ること。この期限を過ぎた場合は一切受け付けない。なお、出願開始日の2週間前が本校の長期休暇と重なる場合は、長期休暇の前までに申し出ること。
  • ただし、大学入学共通テスト前後の1月に出願期間が定められており、以下のいずれかの条件に当てはまる学校推薦型選抜に関しては、出願期間の最終日より4日前の15時までに申し出ることができる。特に下記ア、イについては、担任等に確認すること。

  ア. 出願開始日の2週間前までに申し出がなく、選考が行われず被推薦者が決定していない場合
    (出願開始日の2週間前までの申し出を優先し選考を行う)
  イ.被推薦者の人数が、学校から推薦できる人数に満たない場合
  ウ.学校から推薦できる人数に制限がない場合

  • 校内選考および書類の準備などに時間を要するため、余裕をもって担任等に連絡すること。

校内選考

  • 出願希望者が学校から推薦できる人数を超えた場合は、成績、課外活動、生活態度などを考慮した上で、学校推薦型選抜(指定校制)に準じて選考し、最終的に学校長が判断する。

注 意

  • 選考により本校からの推薦が決定した後に出願を辞退することはできない。

総合型選抜

大学・学部が求める学生像(アドミッション・ポリシー)にマッチした受験生を選考する方式です。学校長による(高校からの)推薦がなくても出願することができ、専願制の場合もあります。選考は、調査書を含む書類、大学での学びへの意欲、目的意識の高さ、入学後の成長の可能性などが重視され、当該大学・学部にふさわしい人物かどうかが評価されます。小論文、面接の他にプレゼンテーションやディスカッションなどを課す場合もあり、選抜方法は学校推薦型選抜よりもバラエティに富んでいます。

推薦等手順、申出の締切日

  • 各自で情報を収集すること。
  • 必ず本校所定の必要書類ならびに募集要項の出願に関わる箇所のコピーを持参し、出願開始日の2週間前までに担任(既卒生は高3時の担任もしくは学年団教員)に申し出ること。この期限を過ぎた場合は一切受け付けない。なお、出願開始日の2週間前が本校の長期休暇と重なる場合は、長期休暇の前までに申し出ること。
  • ただし、大学入学共通テスト前後の1月に出願期間が定められている総合型選抜に関しては、出願期間の最終日より4日前の15時までに申し出ることができる。

注 意

  • 活動報告書や人物評価書など学校が作成する書類を必要とする場合は、学校長推薦願(様式2)の提出が必要となる。

学校推薦型選抜との違いは

  • 学校推薦型選抜は学校長による(高校からの)推薦が必要だが、総合型選抜は不要のものが大半である。
  • 学校推薦型選抜では学業成績や課外活動実績などを踏まえて評価が行われるが、総合型選抜では学習成績に関する基準がないものが多く、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に沿って評価が行われる。
  • 学校推薦型選抜は出願から合格発表まで1か月程度と比較的短期間になる場合が多いが、総合型選抜は選考期間が長く、面接が多い傾向にある。また、学校推薦型選抜の実施時期は11月頃に集中するが、総合型選抜は主に9月~翌年2月の期間で大学によって様々である。

必要書類

記入時の注意事項

  • 出願に関わる非常に大切な書類です。不備・不足がないよう十分に確認すること。
  • A4サイズ・片面で印刷すること。(拡大・縮小はしない)
  • 手書きの場合は黒ボールペンで丁寧に記入すること。(熱で消えるフリクションボールペンは不可)
  • 訂正時は修正ペンや修正テープを使わないこと。

よくある質問

「専願」「併願」とは?

合格した場合、入学が義務付けられているものを専願といい、辞退できるものを併願という。専願の推薦で、出願から合格発表までの期間に、他の専願の推薦に出願することはできない。総合型選抜も入学を確約できることが条件(いわゆる専願)とされているものも多く、注意が必要である。詳細は、各自で大学の募集要項等を必ず確認すること。

学校推薦型選抜(公募制で専願のもの)、総合型選抜(専願のもの)で、推薦が決定した後に進路変更することはできるか?

これらはいずれも専願であるため、いかなる理由があろうとも進路変更をすることはできない。

学校推薦型選抜(公募制)や総合型選抜(専願のもの)について、いつまでに申し出をすればよい?

出願開始日の2週間前までに申し出ること。この期限を過ぎた場合は一切受け付けない。

ただし、大学入学共通テスト前後の1月に出願期間が定められた推薦で条件を満たすものに関しては、出願期間の最終日より4日前までに申し出ることができる。

出願開始日の2週間前が長期休暇と重なる場合は、いつ申し出をすればよい?

例えば、出願開始日の2週間前が冬休み期間と重なる場合は、2学期終業式までに担任(既卒生は高3時の担任もしくは学年団教員)に申し出るとともに、3学期始業式までに必要書類を提出すること。なお、出願開始日が3学期始業式より15日以上後の場合は、原則通り、2週間前までに申し出なければならない。

学校からの推薦人数に制限がある場合の選考は、「全体の学習成績の状況」で決まる?

推薦条件を満たしていても、また「全体の学習成績の状況」が高くても、選考により推薦されないこともある。なお、現役生と既卒生から申し出があり、選考で同等の評価となった場合は、現役生を優先とする。