本校は第2期SSHにおいて、その研究開発課題である「データサイエンスの素養を持ちグローバルマインドセットを備えた生命科学系リーダーの育成」の実現に向けたカリキュラム開発を継続的に展開していきます。その具体的なプログラムのなかで大きな柱となる「データサイエンス講座」がスタートしました。この講座は、日本初のビッグデータ医科学講座をもつ京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻との連携事業として開催されるものです。第1回のキックオフ講座として京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 ビッグデータ医科学部門・癌創薬イノベーション研究室 特定教授 上久保靖彦先生においでいただき、ご講演をいただきました。
社会の大きな変容の中で、日本のリーダーとして高槻高校の生徒がどのように生きなければならないか、その中でデータサイエンスがいかに重要で、データサイエンスこそがこれからの我々に求められていることであると教えていただきました。ご自身のアメリカ国立衛生研究所/国立ヒトゲノム研究所や東京大学、大阪大学での経歴にも触れられ、プライドとコンプレックスを持つことが大切であるとお話くださいました。
また、ご自身がデータサイエンスに基づく研究で、がんの創薬において素晴らしい研究成果をあげられたことや、その原理についてもわかりやすくご説明くださいました。
生徒たちにとって非常に興味深くまた夢を持つことのできるお話でした。2学期からも、色々な先生方にお越しいただき、実習も含めたデータサイエンス講座が続いてゆきます。