「最先端医学教室」は、医学の最先端で研究を進めながら医療の最前線で患者さんと向き合っておられる大阪医科大学の先生から、研究や仕事の内容、人生哲学を聴くことを通して、生徒自身が自分の将来について考えることを目的とした大阪医科大学との連携プログラムです(対象:中学2年生全員、実施:2月1日)。
第4回目の講義は、世界のトップランナーとして3Dプリンターによる骨の再生を研究されている植野高章教授(感覚器機能形態医学講座口腔外科学教室)に担当していただきました。「お口の健康は、全身の健康を守る?」と題した講演では、最近の研究から分かった口の健康と全身の病気との関係や3Dプリンターで作ったチタン製の人工骨を患部に埋め込む治療について、実際の画像などを交えてわかりやすく解説していただきました。最後には、「全ての教科の学習が将来必ず活きる。使える英語を身につけ、海外での活躍を視野にいれ、世界にはばたいていってほしい。」というメッセージをいただきました。生徒たちは、遺伝子解析によるゲノム医療や先端工学から派生した骨再生など、最先端の治療法を知っただけでなく、口の機能と健康、日々の学習の大切さなどを学んだと思います。