6月14日(水)放課後に、生物教室Bにおきまして、SSセミナー「アリの社会と匂いコミュニケーション」を開催しました。講師は、関西学院大学理工学部生命科学科 北條賢准教授でした。この分野で若き第一人者だそうです。

アリは嗅覚が発達しており、匂いを頼りに行動しているそうで、異なる巣のアリには異なるにおいがあり、別の巣のアリを入れると、ものすごく攻撃するそうです。

色々な実験の映像を見せていただきましたし、また、捕まえたての女王アリを見せてくれたり、小さな箱に巣を作らせたものを見せてくれたりと、生徒たちは興味津々でした。

また、ヒアリfire antという危険なアリ(写真)が、最近、日本に初上陸したということも紹介していただきました。

北條先生、ありがとうございました。参加生徒は中1から高2まで幅広く、20名でした。

何人かの感想を紹介します。

  • 高2:アリに社会があるのは何となく知っていたが、アリやアリの社会について学び、複雑ではあったが、アリは人間と違って本能で生きているように思えて、複雑なようで単純なような感じで面白かったです。
  • 高2(生物部):非常に面白い研究だと思いました。カイコの研究をしたことがあったので、フェロモンについては多少知っていましたが、ここまで複雑だとは思いませんでした。ありがとうございました。
  • 高2(生物部):アリの高度な組織化した生活にとても驚きました。ありがとうございました。
  • 高1(生物部):興味深くて面白かった。犬、カイコなどの話もしてくれてわかりやすかった。
  • 高1:アリの普段聞けない話を聞けた。
  • 高1:興味深いお話を有難うございました。昔アリなどを見て、手に載せたりして遊んでいましたが、アリにとっての害はあるのでしょうか?
  • 高1:アリの生活に興味を持った。自分は働かず、ほかに働かせる者もいることを知って驚いた。
  • 中3:アリの大きさや匂いの違いが理解でき、アリの社会や生体についてもよく分かりました。アリの研究についても、もっと知りたいと思いました。
  • 中3:普段は見られないアリの生態についていろいろと知ることができて、とても面白かったです。もし、アリの研究で新しい発見があったら教えてください。
  • 中3:大きさ、速さが個体によって全然違うことに驚きました。また、アリたちは自分のためではなく、全体のために働いていることによって、成り立っていることが分かりました。
  • 中2:先生自ら撮影された動画によって内容が頭に入りやすく、とても色彩豊富な画像が多かったので、わかりやすかったです。
  • 中2:実際に見たためによく分かった。また、面白かった。
  • 中2:普段はあまり気にしなかったアリが、とても統一された社会を持っているのだと知り・・・。
  • 中2:自分も女王アリなどを採取してみたいと思いました。また機会があれば研究施設に行ってみたいです。いい講演ありがとうございました。