高2 GLコース研修旅行「東京研修」

JR京都駅に集合して、新幹線でみなわくわくしながら鎌倉へ向かいました。到着後にまず最初に訪れた円覚寺と一日目最後に訪れた鶴岡八幡宮の歴史探訪では、教科書や資料で見た建物を実際に見て感嘆し、その歴史に圧倒されました。
昼食を兼ねて班別で若宮大路・小町通りを巡りました。ここでは鎌倉ならではのとても美味しい特産品を口にすることができました。
ホテル到着後、三井物産・毛呂公亮氏による笑いを交えながらのエピソードトークでは、高槻高校を卒業してからの具体的なビジョンについてご教示いただきました。

松下政経塾において、「2050年の社会のビジョン」に関するスピーチを行う機会を得たことは、とても貴重で、私自身の考えを深める機会となりました。このスピーチは、単なる未来予測にとどまらず、私たち一人ひとりがどのような社会を作り出すのかという重要な問いを投げかけていました。松下幸之助さんは、経済や技術の発展だけでなく、人々の心や人間性の成長こそが、真の社会の発展に繋がると考えていました。その視点を踏まえて「2050年の社会」を描くことは、単に機械やAI、環境問題の解決に終始するものではなく、むしろそれらを乗り越えた先にある「人と人とのつながり」や「共生」のあり方に焦点を当てる必要があると感じました。

憲政記念館では、歴史ある資料や模型だけでなく、館内の案内を通じて体験などができる工夫がされていました。現在の国会が完成されるまでに歩んできた歴史や現代の国会の運営、選挙制度などを、実際に楽しみながら知ることができました。
また、憲政記念館の近くの日本水準点も訪れました。そこで私たちは、普段見学のできない日本水準点の中を特別に見ることができ、現在の快適な生活を送るための大きな貢献を知りました。どちらも普段は体験することのできないもので、とても貴重な研修となりました。

東京国立博物館、西洋美術館、科学博物館、(上野動物園)に足を運び、ハードスケジュールながらも充実した時を過ごすことができました。特に東京国立博物館の展示は、日本史を選択した生徒にとって学習した内容を直接目で確かめることのできる素晴らしい機会になりました。

平和記念館では、兵士や戦後強制抑留、戦後の海外からの引き揚げについて学びました。歴史の授業などで徴兵制や赤紙については学んでいましたが、ここでは実際に兵士が戦地へ持っていったお守りの実物が展示されていて、戦争をリアルに感じることができました。そして、抑留については深く学んだことがなく、その強制労働の過酷さやとても少ない食事の量などに驚きました。戦争が終わっても辛い思いをする兵士や家族がたくさんいたということを知って、戦争はだめだということを強く思いました。

JICAではいろいろな国の楽器や調味料、砂漠の砂などが展示されていて、実際に触ることができ、とても楽しかったです。特に、「雨が降る音が出せる楽器」の音がきれいで、とても家に欲しいと思いました。また、JICAの活動でアフリカに行った方のお話はとても面白く興味深かったです。お昼にいただいたエスニック弁当ははじめて食べる味のものが多かったのですが、どれもとても美味しかったです。