- 2024年10月26日(土)13:30~15:00
- 大阪医科薬科大学薬学部 薬物治療学Ⅱ研究室 教授 福森亮雄先生
- 「分子レベルの戦い:病気のメカニズムと薬の働きを解き明かす」
基礎薬学講座の第4回は薬物治療学Ⅱ研究室から矢野先生をお招きし、「分子レベルの戦い:病気のメカニズムと薬の働きを解き明かす」と題して講演いただきました。
お話はまず頭痛薬がどこに効くのかという話を皮切りに、抗体医薬、CARーT細胞などの細胞医薬、mRNAワクチンと続き、アルツハイマー病に焦点を当てた症状と原因についても解説いただきました。
また、近年レカネマブ、ドナネマブといったアミロイドβ抗体医薬が使用されはじめたことも紹介されました。受講生は、話の中で特にアルツハイマーに強く関心を持ったようです。
受講した生徒の感想
- イラストが多く、少し難しい説明でも分かりやすかったです。頭痛薬は痛みを取ることができるのは知っていたけれど、どこに具体的に効いているのかというのは知りませんでした。アルツハイマー病は最近よく聞く身近な病気だなと思います。仕組みや薬について知れてよかったです。わかりやすいすてきな講義をありがとうございました。
- アルツハイマー病に関して興味があったので、今回の講義はとてもためになったし、詳しい部分のところまで知ることができた。治療効果は小さくても治るならその薬を使おうかなと患者さんに思わせるぐらい薬についての知識を増やしていきたいなという意欲が増しました。
- 抗がん剤や交替に関することは興味がある内容だったので、知っている内容も少しあって、話がだいぶ分かりました。薬そのものがどのようなものなのかはよく聞くけど、薬がどんなところにどのように聞くのかはあまり聞かないので、新しく知ることが多く、おもしろかったです。アルツハイマー病は私たちにものすごく身近な病気なので、アルツハイマー病の仕組みや薬の研究についての知識がつけられてよかったと思いました。薬の仕組みや抗体のとこなど難しい話もあったけど、図や写真が多くて分かりやすかったです。
- 本日はとても貴重なお話をありがとうございました。私は小学生の頃はずっと研究者や医者、薬剤師への興味がとてもありました。今では他の職業にも興味を持っていますが、本日のお話を聞いて、薬学への興味がより大きくなりました。
- イラストが多く使われていて、とても理解しやすかったです。アルツハイマー病の原因を初めて知り、興味を持ちました。また、薬の効き具合にはプラセボ効果が影響するという話を聞いて驚きました。この講座を受けて薬学に関してさらに興味がわきました。ありがとうございました。
- 今までの薬学講座や習ってきたことにつながっていることがたくさん出てきて、今まで受けた薬学講座の中で最も面白かったです。特に細胞医薬は人から細胞を取り出して改変するという点で面白かったです。
- 薬の成分には一つ一つ意味があって、その成分が全部特定の細胞だけに効くようなものじゃなくて痛みの原因それぞれを抑えにいってることが分かって面白かったです。抗体の構造や役割も分かりやすかったです。あとは、信頼できる医師からもらった薬は効くという話は面白くて、病気と心理は関係あるのかなとも思いました。ご講演ありがとうございました。
- 講義をして頂きありがとうございました。僕はアニメ「はたらく細胞」を見て、少し前から、抗体、がん細胞、薬などに興味があったので、とにかく今日の講義は知っていることをより深く理解したり、新しく習うことができてすごくためになったと思います。本当にありがとうございました。
- 貴重なご講演ありがとうございました。アルツハイマー病に対する薬が少し前に出ていたことを初めて知りました。治療効果はまだそれほど高くなくても将来より良いものになっていってほしいと思いました。
- タイトルを聞いた時は非常に難解な内容に思えましたが、想像よりもわかりやすいお話しでした。もちろん聞いたことのない物質名も多く出てきていたのですが、酵素やプラシーボ効果など耳にしたことのある知識が薬剤の開発などに関わっているのかと驚きました。薬効が違っても同じ構造の物質があるというのが面白いなと思いました。認知症薬も軽く耳にした程度でしたが、今回で少し詳しくなれた気がします。本日はすてきなご講演をありがとうございました。
- 自分が薬を面白いと思うのが薬の作用の仕方のことなので、今回の講義はとても楽しかったです。抗体の働きはよく知りませんでした。認知症(アルツハイマー病)の話や薬はまだ身近なものではなく、知り機会もなかったので、今回話を聞けて良かったです。今回の講義で薬の作用、それを使った研究の話はやっぱり面白く、薬学部に行きたいという気持ちが高まりました。