- 日 時 :
2024年10月22日(火) 10:40~11:30 - 会 場 :
本校コナコピアホール - 対 象 :
GAコース 中学3年生・高校1年生・高校2年生 - テーマ :
Health Research Topics from the Daily Life Experience「日常生活における健康研究のテーマ」 - 講 師 :
Ms. Peng Wanyu
Master’s student of the Institute of Health Policy and Management, National Taiwan University, and Department of Health Informatics, School of Public Health, Kyoto University
今回は、京都大学大学院医学研究 科社会医学健康系専攻の研究者をお招きして、セミナーを実施しました。
はじめにご出身の台湾についてご説明いただいた後、本日のテーマ『日常生活の中に様々な健康に関するテーマが隠されており、どうやってそれらに目を向けてきたか、そしてそれらをどのように研究してきたか』についてお話いただきました。台湾での研究拠点がGAコースの生徒も毎年訪問している国立台湾大学ということもあり、生徒は大変興味深く耳を傾けていました。
高2生徒からの感想には「避妊薬を処方薬にするか、大衆薬にするかはとても難しい問題だと思った。避妊薬が有効な時間には限りがあるし、服用する者にとっては人生のかかった選択でもあるので大衆薬であるべきだという意見は理解できる。同様に、服用するか否かがそれだけ重要な選択であるのならば、医師に診てもらって処方されるべきだという考えも理解できる。双方に寄り添うことのできるシステムができれば良いなと感じた」という、避妊薬に関するジレンマについて触れているものがありました。
高1生徒は「台湾でメンタルヘルスが深刻な問題になっているということは意外だった。台湾は山が多いのでリラックスができる環境だと思っていたが、健康格差を引き起こす要因になってしまっていることも知ることができた」と述べており、様々な要素が複雑に関連し合って健康問題を引き起こしていることに着眼していました。
中3生徒からは、Before I listened to this lecture, I knew little about Taiwan and its medical situation. Almost all the facts I heard today were new and novel, so the lecture was interesting. I had a little difficulty in understanding English, so I want to improve my listening ability for the next global seminar and my future opportunity to speak to people abroad. という向上心にあふれたコメントがありました。
今回のセミナーで本校生徒に素晴らしい学びの機会を提供してくださった講師のPeng Wanyu氏、京都大学大学院医学研究科社会医学健康系専攻の先生方にこの場を借りて感謝申し上げます。