• 2024年7月22日(月)~31日(水)

 終業式を終えてほどなく、酷暑の日本を避けるように79期の高1生徒40名とともに米国ボストンへと発ちました。私は2年ぶりのボストンでしたが、成田から13時間の長旅の後、生徒たちはさっそくボストン空港の駐車場で待機していた黒塗りのタクシーに分乗し、ホームステイのためホストファミリー宅へと引き取られていきました。一昨年の夏は、どうにか本プログラム再開にはこぎ着けたのですが、コロナ禍の余韻でホームステイは実施できませんでした。さて、生徒たちは翌朝より毎朝ステイ先から集合場所となるハーバード大学スミスセンター前まで1~2時間近くかけて通学するわけですが、さすが本校生、あいにく今年は地下鉄KENDALL/MIT駅とHARVARD駅の区間が保守工事のため代替バスの利用を強いられるという不便な状況にあったものの、毎日ほぼ遅刻者は皆無でした。もちろん個々にはトラブルはあったようですが、自力できっちりと解決していました。
 ボストンでの6日間は、ハーバード大学生メンターによるキャンパスツアーに始まり、リーダーシップに関する5つのワークショップ、ハーバード大卒の若手起業家による特別セミナー、MITのキャンパスツアーと日本人研究者による特別講義、マサチューセッツ薬科健康大学で副学長によるグローバルヘルスに関する特別講義、アメリカ建国のルーツを訪ねるフリーダムトレイルのショートツアーと、大変充実したプログラムが続くのですが、生徒たちは大変前向きに取り組んでいました。ボストンでの最終日となる28日(日)は、丸一日ホストファミリーとの楽しい思い出の日になったことと思います。
 29日(月)、バスでボストンからニューヨークに移動し、フィナーレとなるタイムズスクエア、Wall Street、911メモリアル広場、国連ビル等のニューヨーク市内観光をした後、帰国の途に就きました。
 大きなトラブルもなく、充実した10日間のプログラムが実施できたと思います。本校のボストン研修自体は2016年より開始し、今年で7回目となるのですが、これを企画し、4度の引率に関わった者として、生徒たちの学びのレベルが着実にアップしていることを今年も現地で見届けられたことはとても喜ばしいことでした。この研修の成果が大いに活かされることを心から期待しています。