7月17日(水)~19日(金)の3日間にわたり、大阪医科薬科大学医学部において「高大接続課題実習」が行われました。
この実習では、高校1年・2年の理数探究の時間に生物分野の研究を行っている生徒の研究を促進するため、大学の協力のもと、より高度な実験手法を学びます。
今年度の主な実習内容は以下のとおりです。ご協力いただきました各教室の先生方に改めてお礼申し上げます。
実習分野 | 指導いただいた先生 | 実習内容 |
解剖学 | 杉山紀之 准教授 二木杉子 講師 | マウスの解剖 |
微生物学 | 中野隆史 教授 呉紅 講師 | 細菌の同定に関する実験 |
生理学 | 江頭良明 講師 | ゼブラフィッシュ神経筋接合部の観察と機能阻害実験 |
受講生徒の感想
- 人生で初めてマウスの解剖をしたのですが、いろんな部位がオスメスで全く違ったり、人間と同じ臓器でも形状が全然違ったりしてとても興味深かったです。例えばマウスは大脳が小脳に比べて小さく、脳の皺の数が少ないなど本だけだったら知ることができないようなことも実際に見れました。大学では獣医学部に進みたいと考えているので良い体験になりました。
- 人生で初めて生き物の解剖をし、不安もありましたがとても興味深かったです。死んでいるマウスを解剖すると思っていましたが、生きているマウスに触ることもできて、この解剖学での命についても学ぶことができました。私たち人間と同じところ、違うところもたくさんあって、実際に見ることができてよくわかりました。また麻酔がかかっている途中のマウスからも、生き物が意識的に行っている行動や麻酔にかかる時間などの様々な学びを得ました。マウスの持ち方や解剖の仕方、臓器のはたらきまで一つ一つ丁寧に教えていただいてわかりやすかったです。マウスたちのおかげで人間が発展できるのだと深く思い、この経験を将来に活かしたいと思います。貴重な体験をさせていただいてありがとうございました。