- 2024年6月13日(木)16:00~17:30
- 大阪医科薬科大学医学部 微生物学・感染制御学教室 教授 中野隆史先生
- 「病原微生物との上手なつきあい方~感染制御の世界~」
2024年度も大阪医科薬科大学医学部との高大連携事業である「医学基礎講座」が始まりました。この講座は医学に興味のある高校1年生と2年生が対象で、今年度も110名を超える生徒が受講しています。
初回の講義では、細胞や微生物といった基本的な話を皮切りに感染症や感染制御など深く専門的なところへと広がりつつも、わかりやすく説明いただいたこともあって生徒たちは興味深く聴講していました。
受講生徒の感想
- とても分かりやすく、微生物、感染症についての理解を深められたと思います。私たちにも分かるような簡単な例を用いて説明して頂き、すっと頭に入ってきました。もっと微生物学、感染制御学について知りたいと感じたので、医学部には入れるようにがんばろうと感じました。
- 今までは医学は実用と離れた学問であり、興味を持てずにいたが、バイオインフォマティクスや、胃カメラの消毒など、我々の社会にも非常に実用的な面もあると思った。また、新型コロナウイルスのパンデミックを体験した身として、微生物に対してあまりよい印象は持っていなかったが、プロバイオティクスなど、微生物を有効に活用する技術があることを知って非常に興味深かった。
- 細胞の増殖を細胞同士がコミュニケーションをとって止めていることや、悪玉菌がアルカリ性だから、酸性の乳酸菌をとるといいといわれていることなど、とてもおもしろかったです。ビスコに書いてあることも全く知らなかったので、他の食べ物にそのようなことが書かれているかも見てみようと思います。
- タイトルを見て、少し難しそうだと思っていましたが、とても分かりやすく理解することができました。細菌が分裂しすぎると、増殖をやめるというのを聞いて、今までウイルスや細菌は生物であるという見方ができていませんでしたが、生物なんだなと思い、見方が少し変わりました。
- 私は人の手術や治す治療自体に興味があったけど、研究をして薬などを開発し、不特定多数の人の命を救う仕事もかっこいいと思って、自分の夢がもう一つ広がったと思う。分かりやすい講義ありがとうございました。
- 皆が健康に生きられている裏側で、どのような理屈でウイルスを殺したり、細菌を無くしていたりという原理を軽くではあるものの理解でき、今後の日常生活においての医学についての興味がとてもわいたので、将来の選択肢について限りなく近い人が説明してくれたので現実味がわき、とても楽しかったです。
- とても楽しい講義で、医学の道を目指す気持ちがより一層強まりました。すてきな講義をありがとうございました。是非教授の講義の続きを聞けるよう、これからも勉学に励もうと思います。
- 医学に興味を持ったのは最近なのですが、新しい知識をたくさん身につけることができて、将来大学でこのようなことが学べるのかと思うと、勉学のモチベーションがとても出ました。ありがとうございました。
- 微生物は、怖いというイメージだったけど、良い菌もあり、悪い菌もあるということを知りました。悪い菌を適切に処理することが最も大事だと思った。
- 目に見えない細菌や微生物の話は正直あまり興味が無かったけど、今日の講義をきいてとても面白く感じました。人間にとって悪い菌と良い菌、そうでない菌がある中で、仲良くつきあっていくことが大切だと思いました。最前線で菌に対して研究されている先生方は本当にすごくてかっこいいと思いました。菌にもたくさん種類があって、私たちのように心があったりするのかな?など考えるととても面白く感じました。
- 積極的に生きた菌をとることで腹痛などの予防になると聞いて驚きました。いままで菌について深く考えたことはなかったけれど、講演を聞いてとても興味がわきました。特に細菌同士がコミュニケーションをとりあって増殖量を決定しているというところがおもしろかったです。