• 2023年9月22日(金)15:40~17:10
  • 大阪医科薬科大学薬学部 製剤設計学研究室 講師 内山博雅先生
  • 「粉と薬の身近な関係~薬は設計された粉だと知っていますか~」

基礎薬学講座の第2回は製剤設計学研究室から内山先生をお招きし、「粉と薬の身近な関係~薬は設計された粉だと知っていますか~」と題して講演いただきました。

講演は大きさの概念や単位、薬剤の形についてのお話から始まりました。
錠剤の設計やコーティングについても説明いただき、薬が光や温度で壊れないようにするとともに、苦い味をカバーして飲みやすくしたり、溶けるスピードを調節して目的とする臓器まで届かせることで効用を高め、副作用を抑えるようにしたりと非常に多様な目的を持って薬が設計されていることがわかりました。
専門的な内容を交えながらもわかりやすくお話ししてくださり、とても理解しやすかったようです。

受講した生徒の感想

  • DDSについて、効いてほしいときにちょうど効いてくれる薬があるなんてと驚きました。
  • 興味深い講義ありがとうございました。薬は身近なものだけどあんなに小さなものの中に細かい構造があるのは知りませんでした。DDシステムは全く聞いたことがなかったのでこんな技術があることにおどろきました。
  • 興味深い講義ありがとうございました。薬は身近なものだけどあんなに小さなものの中に細かい構造があるのは知りませんでした。DDシステムは全く聞いたことがなかったのでこんな技術があることにおどろきました。
  • 体内に薬が入ってから作用するまでにどんなふうになっているのか、ずっと疑問でした。先生のお話を聞いて完全ではありませんが、大体のイメージを作ることができました。ありがとうございました。
  • カプセルの大きさが外国と日本とで大きく違うと知り、驚きました。水200mLで薬を飲む理由も知ることができました。
  • 今回が初めての受講で、難しいかな…って思っていましたが、先生が図とかを使って、かみ砕いて説明して下さったので、内容を理解することができました。これからは薬を飲むときに今日教えて下さったことを思い出してみます。今日は有難うございました。
  • 飲んだ後の薬はどうなるのか、小腸で吸収されると知って驚きでとても学びになりました。薬は形や大きさによって効き目や届くところが違い、医薬品だけでなく、添加剤やコーティングも薬の効果を最大限発揮するための重要な要素だと分かった。アメリカの大きな錠剤の話が面白かったです。
  • 錠剤は飲むことが多いけれど、どのような効果があるのかどうやって体の中で溶けているのかなどは気にしたことがなかったので面白かったです。花粉やPM2.5には悩まされているので気管支にまで届くと言うこともとても驚きました。
  • 成人では乳糖が分解できないとおっしゃっているのを聞いて、父が最近牛乳を飲むとおなかが痛くなるといっていたのはそのせいかなと思いました。わかりやすかったです。ありがとうございました。
  • 薬は医薬品のみで構成されているのではないとは思っていましたが、それには理由があり、それぞれの成分に役割や意味があると知り、驚きました。また、最新の技術として、ウイルスに手を加えたものを薬にしていると聞き、すごい発想だと思いました。あらゆる人に、様々な効果を届けるため、工夫が凝らされている薬はまさに題名の通り、「設計された粉」だなと感じました。今回は本当にありがとう御座います。
  • 自分は粉よりも錠剤の方が飲みやすいと感じるので、いつも飲んでいる錠剤の内訳も見てみたいと思った。また、いつか薬剤に関わる仕事をするのも楽しそうだと思った。
  • 本日は講演ありがとうございました。いつもかぜをひいたり、インフルエンザになった時に錠剤や粉薬、吸う薬を使いますが、薬全部が効き目があるわけではないということがわかりました。また、薬の大きさによって体内のどこまで届くのか変わるのが面白かったです。新しい薬が開発されてもそれはすごく高いなら多くの人を救うことはできないと思いました。