高校2年生の課題研究で、日本産の小型サンショウウオの遺伝学的系統分類にチャレンジしているグループが、自分たちが集めた標本からDNAを抽出しPCRで増幅した試料を、2月6日(土)午後より、JT生命誌研究館の蘇智慧先生の研究室に持ち込み、御指導のもと、塩基配列を調べる実験をさせていただきました。
2月8日放課後、実験の続きを行うため、再びJT生命誌研究館に行きました。やはり我々が学校でPCRしたDNA試料ではシークエンスは無理でした。この日に先生に指導いただきながらPCRしたものは、さすが! 電気泳動で見事なバンド【約300bps】が得られました。そしてこのDNAを精製してシークエンサーに入れました。期待できそうです。
2月8日の夜から夜通し動いてくれたシークエンサーの結果が2月9日に出ました。いくつかの試料において、見事に配列データを得ることができました。
写真は400bpsほどのDNAの配列をFプライマー(1)から読んだもの、Rプライマーから読んだもの(2)です。