SSH高大接続事業「大学0年生講座」をオンライン開講しました。
テーマは高校と大学とのGapが大きいものを選びます。今回は熱力学分野からエントロピーのお話を頂きました。講師は京都工芸繊維大学の小原仁実教授です。
高校物理や高校化学では数式を用いたエントロピーの説明はほとんどされないのが現状ですが、大学での授業のように数学を用いてきちんと解説していただきました。「中学生・高校生にはちょっと難しいのでは」というのが付き添い教員の感想でしたが、頑張って食いついている姿が印象的でした。
終了後には、「エントロピー」を話題にした生徒同士の会話が聞かれました。
驚いたのは講義の中で先生から紹介のあった「マックスウェルの悪魔」を自分のカバンから取り出してきた中学生がいたことです。中学生であれ高校生であれ、大学レベルの講義から少しでも何かを感じ取ってくれたらいいと思います。