2017年6月に開催された国際交流会議「アジアの未来」において、安倍前首相から今後5年に日本語を学ぶアジアの高校生1000人を招聘し、10か月間、日本で暮らす機会を提供したいとの発表があり、翌年より文部科学省予算でアジア諸国で日本語を学ぶ意欲のある優秀な高校生を日本全国の高校に招聘し、日本人高校生と国際交流を深める「アジア高校生架け橋プロジェクト」がスタートしました。本年はその3年目にあたりますが、本校は初年度より本事業の留学生を2名ずつ受入れ(初年度:タイ、ミャンマー/2年目:ベトナム、ラオス)、本日、3年目の留学生2名がそろって校長室を訪問してくれました。今年度は、カンボジア出身のTon Chea Oy(トン・チェア・オイ)君とモンゴル出身のKhad Khishigbaatar(ハス・ヒシグバートル)君の2名です。両名とも高校1年1組に所属し、年度末まで本校で学ぶことになります。

 コロナ禍で来日が半年以上遅れた上、来日しても2週間はホテルに隔離されるなど、本校到着までには相当に長い道のりがあったのですが、両名ともこれにめげす、日本で学べることへの大きな期待感や挑戦心を披露してくれました。本校生も彼らとの交流を通して、語学学習だけでなく、異文化理解や国境を越えた友情を深めて欲しいと願っています。これも極めて意義のあるリアルなグローバル教育の機会と言えます。