11月19日(木)、中3 GLコースの総合学習「クリティカルシンキング基礎」の時間に、灘中学校・高等学校の井上志音(しおん)先生を講師に招き、出前授業を行いました。今回は、探究を始めるに先立ち、問い立ての方法について灘中3年生と同じ内容のワークショップをしていただきました。

 授業では、①先入観が理解を妨げる、②視点を変えると別のことが見えてくる、③クリティカルな問いをつくって本質に迫る、ことを学びました。井上先生の授業は、クリティカルシンキング・スキルを駆使するよう設計されていて、どの生徒も熱中して課題に取り組んでいました。

生徒の感想
  • 授業のはじめの課題で、自分がいかに目に染み付いたものに囚われているか実感することができた。これからはあるものを見るときにひとつの視点だけではなく、多角的に色々な観点から判断できるように努力していきたいと思います。今日学んだことをこれからの問いだてに生かしてオープンな問いを作りたいです。
  • 15年間生きてきたことによる固定概念を取っ払うのは非常に難しく大変でしたが、いろんな角度から考えているだけで楽しい1時間でした。
  • この授業を受けて、いかに自分が固定観念に囚われているのか、痛感した。このままではいい問いは出てこないと思うので、練習を重ねる必要があると思う。
  • 自分が普段使っている考え方、言語が固定観念のように自分の思考を邪魔していることがわかった。フォントによって英語がカタカナに見えてその文章を読み解くことができないことが興味深かった。また先生の授業を受けてみたいと思った。
  • 一つの作品をいろんな観点から見ると、少しニュアンスを変えるだけで違った意味になった。それを探すのはとても難しくまた面白かった。