10月に入ってずいぶんしのぎやすくなりました。快晴の朝は気持ちも晴れやかになり「おはようございます」のことばも軽やかに出てきます。ほんの1ヶ月ほど前は朝から強烈な日差しで汗が噴き出す毎日でした。あと2ヶ月も経てば寒さが応える日が増えてくることでしょう。また季節にかかわらず土砂降りの日もあります。学校に通うとは登下校も含めてのことです。暑い日、寒い日、雨の日、風の日、雪の日、電車が遅延する日、いろいろな日があります。
新校舎完成に伴い、4月から通学路を一部変更しました。昨年度末に生活指導部の先生方にお願いし、学校周辺の数カ所で一般の歩行者・自転車・自動車の流れを計測した上で決定しました。一方で、安全確保のため、中学生と高校生のルートが合流する八丁畷歩道橋から学校までは7名の大人が登校指導にあたり、全体では毎日10名の大人で見守るように変更しました。中・高の登校完了時刻を10分ずらしたことも効果があり、新しい登校風景ができました(写真参照)。一般の方からの朝の苦情もほとんどありません。とはいえ中学生の登校の波の後半と高校生の波の前半が重なる8時3分前後は歩道橋上はどうしても混み合いますが(写真参照)、ほんの数分で流れは元に戻ります。また雨天時は1列歩行となるため、どうしても流れが悪くなり、時間も余計にかかり、始業前からストレスを感じることが多いのは事実です。そこでこれを見越して早めに家を出ればいらいらを和らげることができます(なお雨天時は、状況に応じて高校生のルートを一部変更するよう現場で対応しています)。
どの学校も登下校がストレスフリーということはありません。社会人になっても同じです。この対応も含めて通学・通勤するということです。幸いなことに本校は阪急の最寄駅からほど近く、大半の生徒はうまく対応し、毎朝あいさつもきちんとしてくれます。1時間目の勉強が始まる前にも、人の成長に必要な勉強の機会があると心得て欲しく思います。