• 日時:2025年2月3日(月) 16:30~17:30
  • 場所:アクティブラーニングスタジオ

今年度も「医系をめざす女子生徒のための座談会」を開催しました。SSH課題研究を体験し、現在女性医師として働く先生方に講演いただき、医系進路やキャリアについて考えるきっかけとなる座談会です。
講師は、大阪医科薬科大学病院の西本聡美先生(小児科)、神戸大学附属病院の岩渕瀬怜奈先生(小児外科)、淀川キリスト教病院の篠原瑠璃先生(乳腺外科)の3名です。
皆さん高校時代にSSHの研究活動に取り組まれ、その後医学部に進学。現在は現役の女性医師として医療現場で活躍されている方々で、高校時代の勉強と部活動の両立から、大学入試、医学部生の生活、女性医師としての現状、家庭生活、育児など多方面に渡ってお話しくださいました。また現在、診療だけでなく、大学に所属し研究活動にも取り組んでおられることも紹介してくださいました。手術の現場のビデオを見せてくださったり、医療器具を実際に用いて手術の様子を教えてくださったりと、医療関係を目指す女子生徒の志を一層確かなものにすることができた座談会でした。

 

参加生徒の感想・講師コメント

生徒の感想
  • 女医さんならではの悩みを伺うこともでき、また、大学時代の本音トークも聞くことができ、今まで参加したことがない座談会でとても楽しかった。来年も参加できたらなと思う。
  • 自分自身のキャリアについて考える貴重な機会となりました。
  • 学生として、医学部に入って医療の道に進みたいというゴールはなんとなく自分の中に持っていたものの、医師というキャリアのロールモデルとなる人は身近におらず、医学部の中での生活、医学部を卒業してからの生活についてのビジョンは自分の中になかったため今回の座談会で自分の将来について考える上でとても貴重な機会となりました。手術の様子の動画や器具を触らせていただき医師の仕事への興味が今までより大きくなった上、何より医学部での生活が楽しそうだなと思いました。
  • お三方のお話を聞いていると、部活、勉強、課題研究などさまざまなことに打ち込んでいらっしゃった上、結果も出されていてすごいなという印象を受けました。そのような忙しい学校生活でどのようにそれらのことを両立されていましたか。タイムマネジメントをどのようにされていたかなど教えていただきたいです。
  • 今日の座談会を通してより医師になる気持ちが増したし、何より本職の方と身近で話せたことがとても嬉しかったです。今日は本当にありがとうございました!
  • 皆さんがこのお仕事をする中で良かったことややりがいについて答えて下さる時に、たくさん楽しそうに答えてくださっていたのをみて、患者さんの命を救ってやりがいを持ってお仕事されている姿がカッコよくて、私も医学部に入りたいという気持ちがより一層強くなりました
  • 同じ女性という立場でお話しをしていただいてすごくわかりやすく、自分の夢について考える素敵な時間になりました。貴重なお話、ありがとうございました。
  • 今回の座談会に参加して、大学に入ってからの生活や、医者としての人生について少しイメージがつくようになりました。私が医学部に入るにあたって不安だったことを聞くと、それが思い込みで実は想像していたことと違うということがいくつかありました。また、実際に練習キットに触れて見たり、少しだったけれど手術の映像を見せてもらえて、とても良い経験になりました。ありがとうございました。
講師のコメント
  • 私も年に1回学生さんの熱意ある様子を見て、自分を振り返る良い機会になっています。ひとつ質問があったので、私なりの答えを書いておきます。
    1番は自分がやりたいこと、やると決めたことを真剣にやることだと思います。やりたいことそれぞれの目標を考えて、そこに向かって精一杯頑張る。勉強以外にたくさん時間の使うことに焦ることもあるかもしれませんが、自分がやりたくて真剣に取り組んだことは絶対に無駄にならないので、自信を持ってそれぞれにしっかり向き合ってください。そうすればタイムマネジメントや結果は自ずとついてくるかなと思うので、頑張ってください。
  • みなさんから素敵な感想をもらえて嬉しいです。これこそ、やりがいのあることですね。学生さんの質問にあった、どうやって両立していたか、ということですが、高校時代は(今もですが)とりあえず目の前のことに必死で、研究の時間には研究を、部活の時間には部活をして、それ以外の時間を勉強、もちろん遊びにもあてていたという感じでした。私の高校はわりと課題も多かったですし、部活が終わって帰ったらとりあえずやらなきゃいけない学校の課題を終えて寝るという感じでしたね・・・。あまりタイムマネジメントとかは考えていませんでした。やるべき時にやるべき事をやっていたらいつのまにかこうなっていたという感じです。息抜きしたいときにはよく高校の図書館に行っていました。あの頃図書館戦争や東野圭吾にはまってましてね…たまにはそういう時間も大切です。受験生になったとしても。