12月25日(水)、日本化学会近畿支部が主催する第41回 高等学校・中学校化学研究発表会が大阪大学豊中キャンパスで開催され、高校2年生GSコース化学班の3名が参加しました。この発表会は、全国の中高生が日頃の研究成果を発表する場であり、大学の先生方や他校の生徒との交流ができる貴重な機会でもあります。
 今回、本校の生徒たちが発表したテーマは「ナタデココへの銅イオンの吸着」です。食品として親しまれているナタデココに着目し、その構造や性質を生かして銅イオンをどの程度吸着できるのかを実験・考察しました。カルシウムの摂取量が減少する昨今の中高生に対し、気軽に摂取できるサプリメントを検討することが目的です。今回の発表では、識別しやすい銅イオンを代替として使用し、吸着および脱着の実験結果まとめました。ナタデココの繊維構造が銅イオンをどのように取り込むかを調べるため、複数の条件下で実験の上、分析を行いました。
 研究発表当日は、大学の先生方や他校の参加者から質問やアドバイスをいただき、視野がさらに広がった様子でした。実験データの解釈方法や、今後の応用例など、さまざまな視点から意見が交わされ、参加した生徒たちも大きな刺激を受けたようです。

 

  

 

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