• 2024年10月5日(土)
  • 校長セミナー「科学倫理の重要性」

 今年度から始まったGL課題研究Ⅰ「科学倫理」の授業において、高校1年生GLコース生が工藤校長の講話「科学倫理の重要性」を受講しました。
 講話では、人間は今後も「考える」ことが必要であり重要であること、人間の欲望が際限のないものであるからこそ「倫理」についてきちんと考察することが求められていること、自然科学の発展に関して倫理「観」を意識して課題研究を進める重要性など、倫理をキーワードとして多岐にわたる話が行われました。
 生徒からは、「技術の発展が進んだ今、私たち人間は考える必要がなくなったかのように思う。しかし、それは目をそらしているだけであり、今なお人間は考え続ける必要があると気付いた。」「生・老・病など、以前は避けようがない運命として捉えられていたものでさえ、科学技術の進歩により操作可能な時代になった。だからこそ、倫理観に重きをおきたい。」「何かを解決する際には、必ず価値判断をしなければならないが、その判断の際には倫理的観点も根拠にできるようになりたい。」「国際的な課題と自然科学上の課題の間で、なぜそれが問題なのか倫理の観点から考える(科学倫理)ことがGLコースのテーマだとわかった。」などの感想が寄せられました。