- 日 時 :
2024年9月10日(火) 15:10~17:50 - 会 場 :
グローバルセミナールームB - 対 象 :
GAコース高校1年生
GL・GSコース高校1年生の希望者 - テーマ :
Global Health: How WHO, UNICEF, GAVI tackled COVID-19 - 講 師 :
若林 真美 氏
UNICEF Brazil 保健専門官
本校のスクールミッションを達成すべく、今年度からGAコースでは高校1年生を対象に、持続可能な社会の担い手となるために学ぶべき知識や教養を身につけるための授業「グローバル時事英語ESD」を設定しております。また、放課後にはさらに発展的な内容を扱う「グローバルリーダー探究講座」も開講しております。
今回はグローバル時事英語ESDの特別セミナー「Global Health: How WHO, UNICEF, GAVI tackled COVID-19」を行いました。現在、UNICEF Brazilで保健専門官を務められている若林真美先生を講師にお招きし、時差12時間の中、ブラジルからオンラインで英語と日本語で講義とディスカッションを実施していただきました。
苦手に感じておられた英語学習を克服し、現在は様々な国で国際貢献をされているお話の中で、生徒は言語学習とその過程における異文化理解の重要さを感じていたようです。
コロナ禍、先が見えない不安に覆われた世界でWHO、UNICEFそしてGAVIがどのように協働し、世界の健康と安心を実現すべく行動していたか等について、当時の活動経験やジュネーブで開催されたWHOの国際会議で感じられたことを踏まえてご説明くださいました。また、国際的枠組みであるCOVAXがどのように機能していたかの詳細なお話や、当時の島国での感染症と予防について、パプアニューギニアの例を挙げての分かりやすい説明もあり、生徒も熱心に聞き入っていました。
そして現在はUNICEF Brazilで予防接種率を上げるという挑戦に第一線で取り組まれており、その困難や奥深さ、またブラジル国内での地域格差に関するお話など、非常に興味深いものでした。
今回のセミナーを通して生徒たちは、国際貢献を通じ社会にインパクトを与えられる人材となるためには、どのようなマインドセットを持てば良いかというヒントを学ぶことができたようです。
時差がある中ブラジルからセミナー講師を務めて頂いた若林先生、会場でご参加いただいた大阪UNICEFの方々にもこの場を借りて改めて御礼申し上げます。