6月5日(水)放課後、大阪大学工学研究科教授の坂本一之先生をお招きし、「ナノの世界の不思議な物理現象 ―量子技術を用いた次世代デバイス実現への挑戦―」と題したSSセミナーを開催しました。

講演は、テーマとなるナノスケールや不確定性原理について、写真や動画も交えながら中高生でも理解しやすい展開で進んでいき、生徒たちも目に見えないナノの世界について熱心にメモを取っていました。
また、話の折々に先生の世界各国の研究施設での体験談などもあり、少し難しい内容でありながら、生徒たちにとって普段の学びとのつながりや、研究の世界について考える貴重なきっかけとなりました。

 

受講生との感想

  • ナノテクノロジーやシュレディンガーの猫など、聞いたことがあっても意味を知らないことが、今回解説していただけたので面白かったです。状態の共存など、観測していないものを、あるけどないものとして考えているのが興味深かったです。
  • 原子は見えないもので、想像するのがとても難しかったが、スライドのアニメーションなどでとても見やすく、分かりやすかった。いろんな国で研究していて、自分も将来、いろんなところで研究したいと思った。
  • ナノの大きさをわかりやすく伝えたり、スライドも多くの映像を使われていてとてもわかりやすかったです。ナノの世界での不思議な現象がすごく面白くて、ナノの世界に興味がわきました。講演していただきありがとうございました。
  • これまでナノの世界についてよく考えたことがなかったので、普通の世界とナノの世界と仕組みが違うのに驚いた。また、原子とか分子はとても小さいからあまり実感がなかったけど、現象や性質が研究によってわかるのが不思議だし、色んな生み出せることが面白いなと思った。
  • 難しそうな話題だと今まで敬遠していたのですが、意外と近いところにある分野だったのかと驚きました。もちろんさっぱりわからない公式なども登場していたのですが、聞き覚えのある思考実験や知識も関わっていて、最後まで楽しく講義を受けさせていただきました。本日はご講演ありがとうございました。
  • ナノの世界では、いつも自分が体感していることが通用せずに、目新しいことばかりでとても面白かった。現実の世界とは違うから、想像もしにくいし、実験もしづらいのにここまで詳しくわかっていることに驚いた。
  • ナノの世界の不思議を聞くのが楽しかったです。ちょうどこの前、光学顕微鏡や電子顕微鏡、人の目の分解能について単位をならっていたので聞きやすかったです。とても有意義な時間でした。ありがとうございました。
  • 最近授業で習った内容が出てきたので、理解しやすかったです。面白かったのはナノの世界の不思議のところでした。量子学について知らないことも多かったので、そこを調べてみようと思います。