6月5日(水)放課後、大阪大学大学院医学研究科 健康スポーツ科学講座 運動制御学教室 講師の小笠原一生先生をお招きし、「スポーツのケガを防ぐ科学的アプローチ」と題したSSセミナーを開催しました。
スポーツ科学分野の話ということもあってか、運動系の部活動に所属する生徒も多く参加しており、60名を超える生徒が熱心に先生の話に耳を傾けていました。
前十字靭帯の損傷というご自身の怪我の経験を切り口として、スポーツ科学の重要性や、怪我のメカニズムについて解説いただきました。
受講した生徒は実際に体を動かしながら、どのような動きがどのような危険を内在しているのかと真剣に考えながら話を聞いている様子でした。また小笠原先生がバイオメカニクスの勉強のために、理科だけでなく数学や英語、心理学も学んできたという流れの中で、学びのつながりや広がり、学際的な研究についても触れられ、生徒たちも興味深くメモを取っていました。
質疑応答の時間には、部活動に所属する生徒から「○○が痛いのだがどのようにケアすればよいか」「けがを繰り返さないためにどのようなことに心掛ければよいか」など積極的に質問する様子も見受けられ、より自分事として捉え、学んだことを生かしていこうという姿勢が見られました。