9月26日(月)・28日(水)の2時間連続で、高校2年生の授業〈SS生命科学Ⅱ〉の中で、大腸菌の遺伝子組換え実験を行いました。幸いにも、12班とも成功しました。
使用したのは株式会社ニッポン・ジーンの教育用バイオ実験キット「Dr. ジーン 1 ver. 2 (大腸菌形質転換キット・LacZ発現系)」です。ヒートショック法で大腸菌にプラスミドを取り込ませ、2日間保温した後、観察しました。
- pBR322というプラスミドを取り込ませた場合、アンピシリンを含む(Amp+)培地で白いコロニーが
- pBR322-lacZというプラスミドを取り込ませた場合、アンピシリンを含む培地で青いコロニーが
それぞれ複数出現しました。
なお、アンピシリンを含まない(Amp-)培地では、無数の白いコロニーが見られました。
生徒の感想
- 遺伝子組換えが起こる確率は約100個に1個くらいだったので、とても低いのだなと思いました。いつもの実験より少し緊張して楽しかったです。
- もっと難しいことをしないといけないと思っていたので、割りと簡単な作業で出来たのが意外だった。
- 狙ったものがたくさんできるわけではないと思った。
- よくポテトチップスの成分表示でじゃがいも(遺伝子組換えでない)と書かれてあり、いまいちよく分かっていませんでしたが、身近に自分の目で遺伝子組換えの過程を見れて面白かったです。
- 青色のコロニーができなかったので、できてほしかったです。Amp-のプレートに大量にコロニーがあって気持ち悪かったです。
- 大腸菌のコロニーができていて、可愛さを感じた。楽しかった。
- 高校生でも遺伝子組換えの実験ができることに驚いた。
- アンピシリンの有無だけで結果がこんなに変わるとは思わなかった。意外とかなり青色だった。
- 目には見えないが、自分の手で生物の性質を変えることができてしまったのだと、結果を見て実感した。生命の神秘に触れている感覚です。