7月23日(土)~8月3日(水)の12日間、3年ぶりのイギリス研修が高2の希望者を対象に実施されました。ケンブリッジ大学に泊まり、研修を受け、オックスフォード大学・ロンドン大学も訪れ、現地で活躍する日本人研究者や大学院生との交流が大きな実りとなりました。
1日目・2日目
男子16名、女子13名の参加者は、関西国際空港からドバイ経由でイギリスのガトウイック空港へ。真夜中に日本を出発。南回りのフライトに少し疲れましたがイギリスの涼しさで、体力が回復しました。
ロンドンからバスでケンブリッジ大学にある31の寮の一つ、Hughes Hallに到着。1週間ここに泊まります。
3日目
午前、オリエンテーションを受けた後、徒歩5分のケンブリッジ市内へ。これから1週間研修でお世話になる5人のケンブリッジ大学のメンターとそれぞれ自己紹介を済ませ、そのあと一緒にケンブリッジ大学の街を散策。午後はOxbridge Academyの講師Benjamin氏からGrowth Mindsetについて、いよいよ授業スタートです!
4日目
午前中 5人のメンターとグループに分かれ、Speech Writing and story crafting Workshop。みんな真剣な表情です。午後は、ケンブリッジ大学内のBotanic Gardenに出かけました。
5日目
午前 ロンドン大学物理学部の紅林秀和教授とZOOMで講義を受けました。生徒たちは興味津々でそのあとの質疑応答が止まりません。さらにケンブリッジで活躍している5人の日本人研究員たちから最先端の研究内容のプレゼンをしてもらう機会がありました。
6日目
午前 生徒が企画した日本文化について見事な発表があり、Academyの講師の先生やメンターたちが拍手喝采でした。そのあと夕方まで“Speaking English Powerfully”についてプレゼンテーションのスキルを全体で学びました。19時から正装(冬の制服を着用)して寮のダイニングホールでFormal Dinnerをいただきました。
いよいよ明日はファイナルプレゼンテーションです。
7日目
各班でこの1週間メンターと一緒に作り上げてきたNew Technologyについて各チームの集大成となるプレゼンテーションをする日です。発表時間は20分そのあと質疑応答5分。どのチームのTechnologyが投資家(教員やスタッフたち)たちから資金を得ることができるのかという仮定で競い合います。生徒たちはただ英語を話すだけでなく、どうすれば伝わるかを一生懸命練習しました。結果発表の後記念撮影を行いました。夜は、日本の企業からケンブリッジ大学院へ研修に来られている1人のメンターとそのご家族と経歴や英国での暮らしについて直接お話を伺いました。
8日目
オックスフォード大学へ日帰り見学。バスで2時間、ハリーポッターの撮影地となったクライストチャーチや大学へ向かいました。オックスフォード大学の院生や研究員の3人に大学と寮内を案内してもらい、生徒たちは大興奮でした。
9日目
朝一番に、日本に入国するためのPCR検査を受けました。
ケンブリッジを離れ、首都のロンドンへ。ロンドン塔、バッキンガム宮殿、ビッグベン、ウエストミンスター寺院を観光し、大英博物館に到着。無料で入館できるためか混雑していましたが、ギリシャ彫刻からエジプトのミイラ、そして日本の芸術まで、そのスケールの大きさに感動しました。
10日目
市内のDesign Museumでワークショップを受講。デザインだけでなく、SDGSの観点で作る商品開発のアイデアに驚きを隠せませんでした。
午後はロンドン大学へ移動。敷地内のJapanese Gardenの説明をうけたあと、日本からの2人の留学生から、留学生活や留学に至った動機について丁寧なプレゼンテーションがあり、この10日の研修で多くの日本人の活躍を目にし、将来を考える貴重な機会となりました。
ホテルへ帰った後、全員で一人1分のレフレクションをし、お互いの健闘を称え、最後の夜を名残惜しく過ごしました。
11日目・12日目
ガトウイック空港からドバイ経由で日本へ。ドバイでは夜中の3時だというのに真昼のような空港はまるで未来都市のようなにぎやかさと華やかさがあふれていました。
夜6時、全員無事に関西国際空港へ到着。
この12日間の研修で、英語力だけでなく、これからの自分の生き方、世界の中の日本について大いに学ぶ機会を持つことができました。貴重な機会を与えてくださった保護者の皆様、支えてくださったすべてのスタッフの皆様に感謝いたします。