3月10日(木)の放課後、「未来創生 協同探究プロジェクトin大崎上島」の事前研修(第3回)が行われました。
今回は、『大崎上島の地域創生について』というテーマのもと、オンラインで現地の方々の思いや生活についてお話を伺いました。まず、この取り組みの事前準備として、大崎上島の資料に目を通し、問い作りを行いました。生徒はそれぞれの視点から問いを作り、4校でたくさんのものが集まりました。そして、それを共有した上で、本事前研修に挑みました。
初めに、広島叡智学園の学校紹介として、施設や教育システムについて説明がありました。未来創造科の取り組みは本研修にも通じるものがあり、とても参考になりました。また、自分の学習スタイルとの違いに興味を持ち質問している生徒もいました。
続いて、教育を核にして大崎上島の地域創生に取り組んでおられる高志塾の取釜様にお話を伺いました。島の資源を活用し、教育とつなぐお仕事の事例を紹介していただきました。先日、島で行われたワークショップでは、町の課題として「豊かさの継続」があげられたということを、生徒たちは興味深く聞いていました。そして、生徒たちには、是非とも実地研修の際に島民の方々にいろんな話を聞いてくださいとメッセージをいただきました。
最後に、農業支援をされている神峰園の横本様に話を伺いました。元々IT関係のお仕事をされていたそうですが、今は島でブルーベリーなどを作られているそうです。農業は自然の影響を受けやすく、不安定で大変だそうですが、お金を出して自分の商品を買ってもらえることに大きな達成感を感じることが魅力だと話されていました。
大崎上島の様々な人たちからお話を伺い、実地研修に向けイメージを膨らまし、準備することができました。自分とは異なる環境の中にいる、自分では想像しなかった考え(豊かさ)を持つ人を理解する、そんな貴重な機会になったと思います。