2月10日(木)の放課後、オンラインでSSセミナーを開催しました。この日はオンライン授業日であったことから、受講生は自宅からPCやiPadで参加しました。
演者は大阪大学COデザインセンター池田光穂教授で、テーマは「倫理なんてクソくらえと思うココロがその入り口」でした。
内容は、徳の倫理学・中庸(アリストテレス)、功利主義・最大多数個人の最大幸福(ヒューム、ベンサム)、義務論(ルソー、カント)という歴史的なところから、学業不正、オッカムのカミソリ、科学の制御、研究倫理などについて分かりやすく解説していただきました。
また、質問に対する回答で、「課題研究のポスターの記名は貢献度順が良い。リーダーが1番目で、目立たないけれどデータの収集・整理をこつこつ担当した人を2番目にするのが良い。指導した教員が自分の名前を末尾に並べて、貢献度を確認していることを示すのがよい」と教えていただきました。
ありがとうございました。
生徒の感想
- 倫理学って事でかなり難しそうと思っていたけど実際に日常でそのような考え方をするようなことが意外とあったので、倫理学に興味を持てた。
- 倫理とは医学実験とかのイメージが強かったですが、今日聞いてイメージが変わりました。中3になった時の予習になったかと思います。内容は難しかったです。関係ないですけど、先生の帽子が面白かったです。
- 本日は講演ありがとうございました。カントの義務論に興味を持ちました。この普遍的立法の原理を小学生や中学生に教えていけば、「いじめ」が減っていくと思いました。なのでこれを教育に入れていけば良いと考えます。
- 倫理学にはあまり触れてこなかったのですが、今回の講演を聞いて少し興味が出てきました。様々な倫理学を聞いてああ〜なるほど〜と何度も思いました。面白さを感じれました。
- 本日はご講義ありがとうございました。研究倫理という言葉自体難しそうで受講するか悩みましたが食わず嫌いはいけないと思って受講しました。冊子を読むだけではわからないところも多かったのですが、先生が具体例を使って説明してくださって理解が深まりました。考えさせられるテーマも多かったです。特に功利主義の倫理学に興味を持ちました。
- 本日はありがとうございました。自分はGSコースなので来年度から課題研究が始まるので研究倫理について知りたいと思っていたので受講させていただきました。難解で難しい点が多かったのですが、とても興味のわく講義でした。今後も時々レジュメを見返して、今回の講義を研究に生かせれるようにしたいです。
- 倫理は難しかったですが、カント、ヒューム、ベンサムという名前は覚えました。質問にも答えてくださり、ありがとうございました。
- レジュメを読んだ時には内容がとても難しくて理解できないかもしれないと思っていたのですが、説明が分かりやすかったのでなんとか理解することが出来ました。来年度から始まる課題研究をする時に今回学んだ「研究が人類を幸せにする使命」ということを忘れないようにしたいです。