10月26日(月)放課後、基礎薬学講座第3回(最終回)を実施しました。大阪薬科大学 病態生化学研究室の藤森功教授による「医薬品ができるまでー痛み止めのアスピリンの開発ー」でした。
薬の歴史、アスピリン開発の歴史、新薬の開発のしくみ、抗生物質の発見と人類への貢献、アビガン・レムデシベルなどの抗コロナウイルス薬の作用の仕組み、オプジーボなどの高額な薬、など、幅広いお話をしていただきました。
生徒の感想
中2
- エジプト・ギリシャの話や、「薬の歴史」の話などが特に面白かったです。薬を創るには時間がかかること、偶然から薬ができることがあるなどについては、聞いたことがあったので、詳しい話も聞きやすかったです。ありがとうございました。
- この度は私達のためにとても素晴らしい講義をしていただき、ありがとうございました。私達の身近な薬は「アスピリン」が含まれているものが多く、特に父が使っている薬も多くみられました。また、薬の創り方の話では、思っていた以上にお金がかかっているのだと知り、普段目にする薬の値段が高いのにも納得しました。薬には凄い効果があり、私たちの生活にも欠かせないものなので、私も詳しく学んで、薬を開発したいと思いました。
- 全ての薬の数が約1万7000種類と聞いて、最初は意外と少ない!と思ったんですが、一つの薬の開発にたくさんの時間、お金、労力がかかっているということを知って、1万7000種類もあるってすごい!と考えが変わりました。治療費が高額になってしまうのもある程度は仕方が無いのかもしれないですが、もう少し安くなったら良いんじゃないかと思いました。ビデオ、ありがとうございました。
- 一つの薬を創るのに、10~15年の時間やたくさんのお金が必要だと聞いてとても驚きました。そうなると、新型コロナウイルスのための薬は創るのにあと10年もかかるので、他の病気のための薬を使っていると分かりました。肺がんの人の始めは白かった肺がわずか2週間で白くなくなっている画像を見て、薬の力はすごいと改めて思いました。次に痛み止めを使うときは、今日学んだことを考えながら使ってみたいと思います。
- 薬の製作時間がかかることは知っていましたが、何もないところから作るのは本当に難しいと思いました。途方に暮れるような探索作業や、トライ&エラーの繰り返しは私だったらあきらめてしまいそうです。根気がいると思いますし、薬を開発されている人はすごいと思います。今回は興味深い話を聞かせていただき、ありがとうございました。
- 私は医薬品開発に興味を持っているので、とても為になりました。薬の役割が、自分が今まで理解していたものとは違いましたが、納得できました。いろいろな薬品が出てきておもしろかったです。知っているものも出てきてうれしかったです。ありがとうございました。
- 日々、鎮痛剤として使われているロキソニンなどにはアスピリンという成分が入っていると知りませんでした。でも、今日の説明を聞いてロキソニンの成分であるアスピリンだけでなく色々な薬について知ることができてよかったです。
- 薬の正確な役割や、薬ができるまでの過程がよく分かりました。薬には紀元前から歴史があって、人々の健康を支えてきたのだなと思うと、非常に面白いなと感じました。自分が薬局に行って買っている薬は相当な時間や労力、コストがかかっているというのは普段考えないことで、新鮮でした。ありがとうございました。
中3
- 最近授業で最近の培養の実験をしたばかりだったので、その技術が使われている場を知ることができてよかったです。名前だけ知っていた物質の詳細も分かりました。ありがとうございました。
高1
- 先生のお話を聞いて、より薬学への興味が増しました。新薬の開発は壁が高いですが、人々の役に立てるとてもかっこいい仕事だと思います。貴重なお話をありがとうございました。
- 講義ありがとうございました。柳から痛み止めの成分を取り出していたり、青カビから抗生物質の成分を取り出していたなど、知っている薬の元が何かを知ることができて面白かったです。
- 講義ありがとうございました。特異性のある、種作用の大きい薬が作られるのは嬉しいですが、高額な薬なのは少し困ると思いました。
- 新薬開発での探索研究についてあまり詳しいことを知らなかったので、知れてよかったです。特に微生物から発見された抗生物質もあることが分かって驚きました。意外と身近なものから抗生物質ができるのはすごく面白いなと思いました。とても貴重なお話をありがとうございました。
- ご講演ありがとうございました。新薬が世の中で販売されるためには、その15年も前から地道に研究をしていかないといけないと聞いて、薬が多少高くても、それは大変な努力の結果なのでしょうがないことだなと思いました。新薬の開発は上手くいけば医療界に大きな影響を与えるので凄いなと思いました。