12月24日(火)、中学3年の希望者26名が、大阪医科大学で医学部実習に参加しました。
午前中は、まず、中央手術棟を見学しました。たくさんの手術室があり、医師・看護師さんほか大勢の人が働いておられ、ちょうど手術もされていました。年間に1万件以上の手術をされるそうです。
次に関西BNCT共同医療センターを見学しました。こちらも新しく、日本に2ヵ所しかない施設です。始めに説明を聞きましたが、ガン細胞がホウ素を取り込むことを利用して、中性子線(放射線)を当てて、ガン細胞だけを破壊するというものだそうです。期待できますね。
午後は、ロボット(シミュレータ)を相手に聴診器を使う体験と、縫合体験をしました。聴診器ではいくつかの心臓病の心音を聞き分けました。縫合は医大生に教えていただいたのですが、意外と、すぐに上手にできる生徒がいました。
最後に、輸血室の河野武宏先生から輸血に関する講義を受けました。血液型は1900年にラントシュタイナーが発見したこと、輸血は献血からはじまる『命のリレー』ということ、6月14日が『世界献血者デー』で、この日はラントシュタイナーの誕生日であるなど、たくさんのことを学びました。
充実した1日でした。ありがとうございました。