3月16日、社会の第一線で活躍しているOBによる課外授業「ようこそ先輩」が実施されました(対象:中学1年生)。講師は、岡本雅之OB(52期・岩手県陸前高田市副市長/国土交通省所属)と横畠裕典OB(52期・弁護士・北船場法律事務所共同経営者/株式会社リモハブCLO/京都大学大学院法学研究科非常勤講師)に務めていただきました。
国交省からの出向で東日本大地震の被災地・岩手県陸前高田市に赴任し副市長として復興に携わっておられる岡本OBは、「現場を知ることが大切。仕事においては知るだけでなく伝える力も必要。好きな仕事をするのではなく、今ある仕事を好きになることが大事。中高時代においても、今を大切にし、与えられたことでも楽しみながら過ごしてほしい。」、弁護士をしながら医療機器のベンチャー企業の共同経営者を本校OBとされている横畠OBは、「自由はやるべきことをやっている人が、平等は努力した人が手にできる。何かになることではなく、何をするかで、人生の目標や幸せに近づくことができる。人口の減少やAIの発達という時代の変化に向き合いつつ、自分が発揮できる力を大きくしていってほしい。」というメッセージを伝えられました。
学習委員による司会や総括コメントも秀逸で、会場は大きな拍手に包まれました。