今年で3回目の「大阪薬科大学サマーサイエンスプログラム」は、参加者が昨年の4倍で、43名(中1が38名、中2が3名、中3が1名、高2が1名)となりました。
7月30日(月)~8月1日(水)の3日間、たくさんの実験を行いましたので紹介いたします。
【実験1】顕微鏡による細胞や生き物の観察
各自、ふだんの授業や課題研究では使用しない、走査型電子顕微鏡・デジタル顕微鏡でいろいろな細胞を観察しました。
【実験2】染色体標本の作製と染色体の観察
ヒトの培養細胞をギムザ染色し、染色体数を観察しながら数えました。ちゃんと46本ありました。
【実験3】ヒト培養細胞の増殖速度の計算(3日間)
1日目、2日目、3日目の細胞数を顕微鏡で見ながら数えました。およそ1日で約2倍、2日で約4倍の数になっていました。
【実験4】自分のDNAの抽出といろいろな生物のDNAの比較
頬の粘膜の細胞のDNAを抽出できました。
【実験5】PCRとアガロースゲル電気泳動(2日間)
ヒトのDNAだけを増幅するプライマーと、植物・動物いずれも増幅するプライマーでPCRを行い、電気泳動で確かめました。
【実験6】緑色に光る大腸菌を作る(2日間)
GFPの遺伝子をヒートショックで大腸菌に取り込ませました。うまく光るようになりました。
【実験7】 ヒトのがん細胞の観察
いろいろな種類のがん細胞を観察しました。
担当していただいた10名の先生方(敬称略)をご紹介いたします。
- 藤森 功 病態生化学研究室・教授(責任者)
- 小池 敦資 病態生化学研究室・助教
- 前原 都有子 病態生化学研究室・助教
- 宮本 勝城 微生物学研究室・准教授
- 土屋 孝弘 微生物学研究室・講師
- 藤井 忍 生化学研究室・講師
- 坂口 実 生体機能解析学研究室・准教授
- 田中 智 生体機能解析学研究室・助教
- 長谷井 友尋 薬学教育研究センター・准教授
- 倉田 里穂 薬学教育研究センター・助教
他に、TAとして10名の薬大生にも指導していただきました。みなさん、ありがとうございました。