2018年7月3日(火)、コンゴ人民共和国出身の医師で京都大学大学院医学研究科のPatou Musumari先生をお招きし、本校小講堂において「第15回外国人研究者によるグローバルセミナー」を開催しました。GAコースに所属する中3・高1・高2の130名の生徒が参加しました。
講演は“Food insecurity and HIV treatment adherence in the Democratic Republic of Congo:Risk of antimicrobial resistance”(コンゴ人民共和国における食糧の危険とHIV治療の継続について:抗菌薬への耐性リスク)と題して行われました。
まず、第一部では、コンゴ民主共和国の風土・生活・動植物・医療事情について、日本との比較を交えながら分かりやすく紹介して下さいました。第二部では、十分な質・量の食糧が獲得しづらいコンゴの食糧事情(食糧の危険)に着目し、コンゴでHIV患者が薬の服用をしなくなるという問題と関連づけてご説明いただきました。
最後にPatou Musumari先生は聴講する生徒たちに向け、「コンゴの抱える食糧事情とHIV治療がつづけにくいという問題への解決策を提案できますか」と問いを投げかけられました。この講演でいただいた問いを手がかりに、2学期以降の課題研究を深めて欲しいと思います。