8月19日、京都大学高等教育研究開発推進センターと高槻中学校・高等学校の共催で「ICTを活用した高大接続ワークショップ」を行いました(協賛:大阪府サイエンススクールネットワーク)。

岩井校長の挨拶の後、京都大学飯吉透教授による「ICTで切りひらく高大接続の新しいかたち」と題した講演がありました。オンライン教育の歴史と京都大学の取り組みを俯瞰された興味深いご講演でした。

続いて田口真奈准教授による「京都大学の教育のコンテンツ」の紹介、本校の2名の理科教員による授業提案、課外活動の実践発表がありました。

その後、今回の研修会のメインであるワークショップを行いました。京都大学がOCWやMOOCで公開している教育コンテンツを高校の授業等で活かすアイデアを出し合い、全体発表を行うというのが課題でした。北は山形県、西は島根県から来校していただいた計27名の参加者の方に本校の理科教員が加わり、10グループに分かれて活発な意見交換と協働作業がなされました。最後に行ったグループ毎のプレゼンテーションでは、教科書の内容を深める発展的な学習、実社会と繋げる教科横断的な学習、興味・関心に基づく探究的な学習、キャリア教育、教員の研修などに使えそうだというアイデアが、具体的な動画や資料に基づいて発表され、参加者の多様な発想と知見が共有されました。

京都大学の教育が垣間見られるOCWやMOOCのコンテンツは、意識の高い高校生の指導や自主学習等に有効な宝の山であることが分かったワークショップでした。