2月7日、高1GLコース生を対象に「朝日新聞出前授業」が行われました。

朝日新聞大阪本社三木栄氏による授業では、社会の中で実際に起こった様々な事例・事件を題材にして、真実とは何か、その判断は正しかったのか、根拠は確かだったのか、リスクをどう管理するのかといった問いかけがなされました。また、長年の記者経験から説かれた「科学は不確実なもの」「完全な安全はない」「人は滅多にないことほど過大評価する」といった言葉には、哲学的な重みがありました。

2時間に渡った授業の最後は、「世の中には、正解がない問題がいっぱいある。だからこそ、知ること、考えることが大切。学校の勉強はその土台となり必ず役に立つ。クリティカルシンキングで勉強していることを活かし、柔軟な判断力・メディアリテラシー・行動力などの『知恵』も身につけよう。」というメッセージで締めくくられました。

昨今のニュースを見ていると、授業で紹介された「アビリーンのパラドックス」のようなことが現実に起こっているようにも思えます。不確実な時代を確かに生きていくためにも、今日の授業で学んだことを自分の思考に活かしてほしいと思います。