12月15日午後1時半から、大阪大学医学部免疫細胞生物学教室の石井優教授によるSSセミナー「生体内ライブカメラで見る、細胞が織りなす小宇宙」がありました。 中学1年から高校2年までの意欲にあふれる生徒に向けて、石井先生は高度な内容を分かりやすくお話していただきました。
先生はもともとリウマチを専門に研究されていました。リウマチは、いわゆる自己免疫疾患の一つで、得意であったカメラの技術を駆使して、ご自分で生体内ライブカメラを開発されたそうです。
なお、今回のSSセミナーには「千里ライフサイエンス振興財団」のご協力をいただきました。 ありがとうございました。
生徒の感想
- (高2)最新の顕微鏡によって体の中の細胞が生きている状態のまま観察できることに感動しました。また、生きた細胞を見るということにも興味がわくと同時に、生体内ライブカメラの構造、仕組みにも興味がわきました。
- (高2)顕微鏡の歴史は個人的に興味があり、調べていたのですが、次世代の顕微鏡で、以前のものと比べ進んだ視点から病気を観察することができる点に、とても興味が湧きました。
- (中1)ライブカメラを作るために自分で改造までするなんてすごいと思った。破骨細胞にも骨を丈夫にする働きがあると知り、他の害を及ぼすことのある細胞にもちゃんとした役割があるのかなと思った。
- (中1)細胞には個性があるのかないのかということはあまり考えたことはなかったのですが、そんなところにまで目をつけるなんてすごいと思いました。僕は、どんな病気でも治すことのできる万能薬を作りたいので、とてもいい勉強になったと思います。