平成27年3月12日(木)に、中3〜高2の希望者27名が、京都大学iPS細胞研究所を訪問しました。 京都大学は日本の大学の中では最も多くの研究所を抱えています。
まず、研究所の国際広報部の方から、5つの部門で行われている様々な研究の紹介がありました。生徒からはたくさんの質問があがりました。
次に基盤技術研究部門の木村貴文教授から、骨髄バンクのように、再生医療用にiPS細胞のストックを作っておく必要性があること、日本人の数%のHLAホモ接合体(HLAホモドナー)75名で日本人の75%の方に対応できることなど、詳しいことを学びました。ちなみに、HLAは民族によってかなり異なるそうで、やはり日本人のストック構築が必要だそうです。
その後、3班に分かれ、研究所内を案内していただきました。旧来の研究所のように、たくさんの小部屋に分かれているのではなく、フロアー全体が隔壁のない巨大な実験室になっており、すぐ隣の研究員同士で情報交換しやすい環境になっています。また、薬品臭が全くなく、研究員(なんと350名!)の研究環境は素晴らしいものでした。
iPS細胞研究所の皆さま、お世話になり、ありがとうございました。研究所の今後のますますの発展を祈念いたします。